「既存顧客にマーケティングしてください、売上が上がります。」
と言われても、どうやればいいのか悩まれる方もいます。
リストマーケティングと聞くと、顧客リストに一度に大量のメールやDMを送ることだと思われるかもしれませんが、他と同じようなことをやっていれば目立ちません。
ここは、一工夫することで効果が違ってきます。
リストマーケティングの広義は、興味・関心のある人のリード(メールアドレス、LINEアカウント等)を獲得することも言いますが、このような場合には、リスクを育てる必要もあります。
リードを獲得して、いきなり売込みばかりでは、好感は持ってもらえないからです。
ここでお伝えする「リストマーケティング」は、既存顧客へのアプローチのことを指しています。
顧客リストは、きちんと整理していなくて、今からやられるところもあるかもしれません。
- リスト?
- メール?
- ハガキ?
- DM?
・・・一度に多くの顧客に案内しようとすると、大掛かりで大変です。
しかし、たくさんの反応を得て売上を上げたいという気持ちもわかります。
ここは、グッと我慢して「テストマーケティング」から。
どのような商品・サービスを、どう企画にして、どのような方法で伝えてアプローチするかということについて、しっかりと計画を立ててやることが大事です。とにかくやってみようということも大事なのですが、やるのであれば計画して、どのように対応するか等を決めていただくことで、後々が違います。
しかも、大事なリストです。顧客から嫌われたり、ガッカリされては逆効果になってしまいます。(そんな企画はやられないと思いますが)
一工夫する部分は、顧客区分。
顧客リストを区分されているところだと、区分ごと(S/A/B/C)に企画の内容を変えることで、反応が違います。
S顧客の方々は、やはり高単価の傾向で、反応率も一定以上です。このようなことを知ると、やってみたいなとかどうやれば出来るかと考えらると思いますが、難しいことではありません。
そして、このような顧客リストと区分が御社の最も重要な資産になります。
それは、売上をもたらしてくれる顧客だからです。
このような顧客が増えたらいいと誰でも思うのですが、やる方はわずかです。
そして、やらない理由のほとんどは、面倒だから。
ちなみに、テストマーケティングをやるのであれば、S顧客から。
売り手のことを理解して信頼していただいているお客様ですから、ヒアリングやアンケートが出来ます。その内容で、次の手を考えることも出来ます。
売上を上げることは、小さな積み重ねから。
あなたの顧客を区分してリストマーケティングすることで、小さな成功が積み重なります。
記事作成:マーケティングコンサルタント 野元泰秀