マーケティング

ビジネスヒント、3つのポイント

ビジネスが思うように進まない時(売上や利益、集客や広告など)には、成功事例にヒントを求めたり、本を読んだり、教材やセミナーで学んでみると思います。(私も、今でもそうです)
その中で、具体的なビジネスヒントが見つかるかというと、実は稀です。経験のある経営者や事業主の方は多いと思います。(私も同じです)
ヒントを探すことや学ぶことは、役に立ちますので重要なことですが、それらのノウハウやテクニックだけに終始してしまうと、肝心なことを見落としてしまうことがありますので、ビジネスヒントを見つける際のポイントについて当たり前のことですが、お伝えします。

1つめは、成長というテーマです。
トレンドと言ってもいいのですが、最近のトレンドはブームに近く、アッという間に終わっていきます。ですから、成長しているテーマや分野、商品について確認し、分析し、自社への応用を考えてください。
「そんなことは日頃からやっているよ」という声が聞こえてきそうですが、再チェックしてみてください。
例えば、SNS。近年、急成長した分野ですが、適切な媒体選びと運用はされていますか?
目的や目標が達成されており、売上や利益に繋がっている、今後に可能性があれば成果として確認できますが、そうではない場合には、「?」となります。
SNS以外でも、環境やエコというテーマ、オンライン化という分野、流行った後に定番化した商品やサービス(筋トレやヨガは、ダイエットから流行って定番化したと言えます)を、チェックすることで、【成長】というビジネスヒントをつかめます。

2つめは、衰退というテーマです。
成長の逆ですが、衰退していく業種や商品、サービスは、細分化され専門化に向かうことが多くあります。
その中で残っていくことになると、【マニア】が存在しています。そして、この方々の価値観への対価の考え方は通常とは大きく異なり、高単価になる傾向があります。
ご自分の業種や商品で、マニアが存在する市場については大きなチャンスになります。

3つめは、周辺というテーマです。
有名なゴールドラッシュで儲かったジーンズの話と同じです。既に売上・利益が上がっている業界、盛り上がっている業界や商品、そこに参入するのではなく、周辺をチェックする。
最近では、eスポーツが話題ですが、それに伴いゲーミングチェアが爆売れしています。このように、周辺でのビジネスヒントやチャンスは最も多いと言えます。

ビジネスヒントは、日常にあります。だからこそ、見落としてしまいがちです。
B2B、B2Cでも同じです。
最近では、D2Cもありますから、いろいろなビジネス形態や商品・サービスについて、アンテナを張っておくことで、多くのビジネスヒントが見つかります。

記事作成:マーケティングコンサルタント 野元泰秀

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